思い起こせばアカメと言う魚に思いを馳せ6度目の高知入りになる。
過去ランディング寸前でルアーを壊されたり、あと一歩の所で針を伸ばされたりと、近そうで遠い魚。
たった6回の釣行でロクマルを取れる程琵琶湖は甘くは無いが、そこにはロマンがある。旅がある。記憶に残る釣りがしたい…あっ琵琶湖じゃなかったw
結果として今回も手に取る事は出来ませんでしたが、それを踏まえた上で暇潰しにでも読んでやって下さいませ。
浦戸湾は大雑把に言うと数本の流入河川が集まり湾になり海へ流れ込む。魚の生活圏も広く、都市内部を流れる川にも普通にアカメやスズキがいる。
その横をスーツを着たサラリーマンやお洒落したキュートな女性の人、コンパ風グループや酔っ払いがワイワイ歩いて、そんな人達を横目に全身フル装備のルアーマンがルアーをぶん投げたりしている事も多々あり、まさにTHEアーバンサイドロマンフィッシングw
この様にアングラーとアングラーでない人間の関係も近いので、迷惑な事は避けたい所である。
初日夜到着して間もなく、とりあえず魚の姿を見たく、気になる所を見て回る。潮は干潮からの上げ。流れのヨレに早速個体も数本確認してウォーミングアップがてら軽く竿を出した。
すると間も無く、少し離れた所に居たグループの方の1人のルアーにアカメがヒットした模様。自分のテンションに拍車をかける為ファイトからランディングまで見学させて貰った。かっこいいイカツイ魚だ。
おめでとうございます!!と僕は釣った事ないけど素直に気持ちを伝えたw
少し話をすると僕達と同じく他県の遠征組みの方々で興奮冷めやらぬ感じだった。良いなあ〜。
その後小一時間投げて軽く仮眠。夜が明けて行動開始。
今回は前回の経験から、デイゲームにも可能性を強く感じていて、干潮時は目に見えるストラクチャーや地形変化を小型のプラグやビッグベイトで誘い出す感じ。今回は一本のアカメのチェイスのみで食わせられず終わった。
面白い事に何故?あそこばかりボイルが起こるのか?と思っていた下に馬の背状の岬があったり、大きな壁のようなストラクチャーが沈んでたりする。昼見ることで夜のルアーコースやルアーチョイスにも磨きが掛かる。
また明るい時間に見る事で事故等、危険の回避も意味もある。特に大潮の時などは腰近くまで水位が上がる所もあるので釣り場の下見は非常に重要な動き。
そして当日のタイドグラフと合わせて、夜に入るポイントをピックアップしていく。あとはそのポイントに入るタイミングをどこに持って行くか?
とにかく今回は昼夜問わず四六時中投げ倒した。今まで気にならなかった所にも足を運んで見て回った。
絶妙のタイミングで入ったら、その対岸でド級のボイルがあったり。魚の嘲笑うかのような動きに翻弄される事も多い。
何がか起こる雰囲気満々のタイミング。潮の上げ始め、下げ始め、止まり。一瞬で水辺の空気感が変わり、マイキャストに胸が高鳴る。
巻きながら周囲を見渡し、ランディングコースをイメージする。
ルアーをドリフトさせ、ストラクチャーベタベタに寄せて起動が変わる瞬間の高揚感とドキドキ。
橋の上からゆうゆうと泳ぐ姿を見て、時に恐怖さえ感じる図太い個体。
あー!!鰹のタタキ食べ損ねた!笑。
まあ今の僕にはまだって事(^^)
そして忘れてはならない食の楽しみ。
約1年ぶりの鳥心の南蛮。
最終日の夜明け。
大阪から来ました淀川育ち、琵琶湖大好きジャガイモアングラー。
せいぜい目線の先に見るはキュートなお姉ちゃんって所か。
一体いつになったら釣れるかは知らないが、また行く理由が出来た。
お邪魔しました。楽しい時間をありがとう。トルクKお疲れ様。
またきます。