2016年1月31日

またまたルアーの事

前に続き再びルアーの事。笑


ボディ形状、ウェイト位置、重さ、リップの厚み、角度…奥が深くキリがない。また基本やセオリーはあるものの、全くそれに反したブッとんだ物や、独創的な物も…



ちなみにモラモラはリップレス。見た感じは大抵普通の沈む少し大きなバイブレーションだと思われる^^;



そこでモラモラの外観の特徴を1つ…モラモラは正確には腹面の一部を除きオール湾曲ボディなんです。


正面から見たらドングリみたいな。


この様にヘッドも湾曲です。


どのルアーにも同じだと思いますが、ボディ形状はモロにアクションに出ます。モラモラはリップレスな事もあり、特に出る気がします。


最終的には3つの形状に絞られ、今の形状に少し手を加え1番コンセプト通りにアクションし、求めていた物になりました。


イメージはヘッド、背面で受けた水をボディ全体に纏わせ、腹側からブンッと出すイメージです。


だからモラモラの引き感じは、どちらかと言うと、ブルブルではなくモラモラとボディ全体を頑張って使って動きます(^^)


その為リップで捕まえるのとは少し違いますが、僕の考え方は同じようなイメージで、ボディ全体で水を捕まえるんで、スローにキープし引き易いようにも一役買ってます。


ルアー自体が小さなリップと言う感じ?と言えば誤解を招く恐れもありますが、イメージですイメージ。
 

んで最終的に残った、もう1つの方は少しタイトピッチで硬い感じのアクションでした。こちらも魚は良く釣れたんですが、良くも悪くもバランスが取れ過ぎていたんです。


で、当初のコンセプト通り最終的に取ったのがアクの強い方。すなわち前回のブログで書いた通り早く巻く事を捨て、より水を掴んで、スローでも理想のアクションを出し、飛んで、ウィードの上っ面をワームの様に探ってこれる(ウィードを外した動き出しから理想のアクションを出す)今のモラモラになりました。


何気に1番悩ませたのが、仕込むウェイトの重さとウレタンの浮力と強度バランスでした。ただ軽くすれば良いという訳でなく、求める重量感があったのです。それを実現しながら飛距離の出る物と…正直今でも際どいセッティングなんで、ミスショットが結構出ちゃいます。ルアー作りは毎日が勉強でして今後、より良いバランスで作れるようになったら、変えるかもしれません。全てが日々勉強^^;


まぁ作り手の勝手な戯言ですが、気になっている方や、現在待って頂いてる方、すでに届いてる方に、少しでもそんなイメージで自分がルアーになったつもりで投げて欲しいな〜(^^)と言う勝手な気持ちですw


そうすると自ずと自分なりのモラモラの使い所も見え隠れしたりするかも知れません。




そして今から書くのはあくまでも僕自身の考えの1つです。ゴチャゴチャと正確か不正確かも分からぬ様な僕の考えを書きます。お暇な方は是非。


要は前回のブログで書いた通り、水を掴むと言う事はどの様な形であれ、捉え方によっては進もうとする物(糸を巻く)に対してブレーキをかけてる事になります。


例えば真っ直ぐの短い細い棒状の物を真っ直ぐ引くと軽く感じます。それはブレーキになるものが、その棒の太さのみだからです。正確にはあるのかも知れないですが僕的にはそうなんですwそりゃその棒の直径が30センチとかは無しの話w


 これは平たく短い物でも同じで、薄く平たく短い物を真横に引っ張ると切りながら進むので暴れるでしょうけど、抵抗は長いものでなければ少ない。


では横では無く、上下にしてみます。平たい短いものに重りを付けて横に引くと軽く、縦に落とすと下からもろに水を受けるのでスローに落ちていきます。クラゲはまさにで、傘状の物を収縮させて、進むときは抵抗を減らしてますよね。では斜めは…


物の形状によっては、糸が弛んでるのに、誰かが引いてるかのようにスーっと勝手にスライドして落ちていったり。これが一種のフワ釣りと呼ばれる現象の1つと感じます。ブラックバスはこんな動きが好きなようです。


昔こんなコンセプトの平たいチューブワームがありましたよね?笑


僕持ってた。確かめちゃ高かったけど勝手に進むって映像見て、親にねだった買ってもらった覚えが…笑


そしてこれは視覚ですが、真っ直ぐの短い棒状の物に見えている物でも。見る角度によっては平たく大きな物かもしれない…包丁を刃に向かって真っ直ぐの見たら細い線に見えるでしょ。でも少しズラしたら平たいやーんみたいな(^^)


例えば真っ直ぐ横一列に並んでいる人を、真横から見ると一人に見える。でも実は真っ直ぐ100人真横に整列してるかも知れない…笑


まぁ訳の分からない事になりそうなんで、あくまでも物は考えようと、いう事を言いたかっただけなんです。笑


間違いかも知れませんが、こんな考えでルアーが出来てたら面白いと思いませんか?でも恐らくルアーを作ってる人は、色々な場面から、ここのこの部分を…あの時の動きに反映させよう…とか思ってるはずなんです。


海のルアーはこんなコンセプトが多いですよね。少し前にイカの動きを意識したジグを見せて貰って、なるほどなぁ〜、面白いなぁ〜っと感動しました。


一瞬で良いんですよ。きっかけは何であれ、口を遣わすのは。人間は触ったり、見直したりできるけど、魚はそうはいかんでしょう。手も無いしね。気が付いたらフッキングーですよ。


極端な話、リップをそれなりに付ければとりあえずルアーっぽく泳ぎます。良い悪いは別にして、どんなルアーでも使う人がそれなりの場所で使えば釣れると思います。世の中に釣れないルアーは無いんですよ(^^)ただ聞かれた時に答えれないのは何かヤダ。


お金を頂いてる限り、それが使い手にとってクソルアーだとしても、しっかりコンセプトを持って作りたい。僕個人で使う物なら何でも良いけどね(^^)


あっモラモラはメッチャ釣れるとか言いたい訳ではないですよw


自分は釣れる使えるルアーだと当然自信持ってますが(^^)でも僕にはラパラは作れないし、目指してない訳です。まぁ作れないけどね^^;


自分が経験した事や、してる時に閃いたり、必要だ!面白い!と思った物を形にしたい。スモラバ投げない人に良いスモラバは中々作れんでしょう。


自分がやった事ない釣り方に特化したルアーは、やった事ある人しか作れんですよ。


また様々なルアーが世の中にはありますが、その様な特徴や長所を意識して使うと、今まで気にもしてなかった事に気がついたり、そのルアーの使い所も見えてくるので、試してみると案外ボックスに眠っていたルアーが一軍に昇格!なんて事もあります。


世の中のルアーには何かしらの作り手のギミックや考えが入っていると思いますので、僕はそれに気が付きたい面倒くさい人ですw


色々な人とルアーの話をしていると、その様な話や、今まで気にもしてなかった事に気がついたり楽しいです。


ルアーを見て使い所や使うシチュエーションがパッと出てくる時はウズウズ釣りしたくて堪りませんw


まぁ誰が投げても同じようにアクションし、釣れるのが最高のルアーだと思いますが、まだそれがどんな物なのか?分かりません。僕には一生作れないかも知れませんしね^^;


偉そうに書きましたが、僕なりのルアーに対する考えの1つであって、誰かの暇つぶしにでもなればと思います。笑


1番大切なのは釣りを楽しむ事(^^)


今日もアイデアがで出たり消えたり。